2025-10

あいだシリーズ2

#78 虐待対応と相談機能のあいだ

今回は、虐待対応と相談機能のあいだというテーマで書いてみたいと思います。児童相談所は、1947年の児童福祉法制定によって、戦後の社会混乱期に対応するため、児童の福祉に関する専門的な相談援助・指導・一時保護などを行うことが目的で設置されました...
日常のエピソード

#77 小さな達成感をさがすこと

児童相談所での仕事では、思い返すと達成感を感じることはとても少なかったと思います。いわゆる相談ニーズがあって、それが改善してケース終了!となるようなことは、本当に稀なことだったような気がします。それでも児相の仕事を辞めなかったのは、途中から...
あいだシリーズ2

#76 児相内での他専門職とのあいだ

今回は、児相にいる福祉司や心理司、相談員といった昔から配置されている職種とは異なり虐待防止法制定以降、新たに配置された職種とのあいだについて書いていきたいと思います。新たに配置された職種というと、保健師、弁護士、警察官、児童精神科医(以後、...
日常のエピソード

#75 子どもに責任を教えること

先日、ネットでニュースを読んでいて気になるものがありました。それは、北海道の小学校で68才の教師が、児童にいたずらで教室の扉を閉められ、注意したところ児童から蹴られてしまい、とっさにつま先で児童の左すねを蹴り返してしまった(児童にけがはなし...
あいだシリーズ2

#74 児相と施設のあいだ2

第5回に「児相と施設のあいだ」というテーマで書きましたが、今回は「その2」ということで書いてみたいと思います。まず、第5回のおさらいをすると、子どもが養護施設に入所したあと、児相が子どもに会うのは施設の内外で不適応的な言動が出てきた場合が多...