#20 追いかけているのは明日の自分だ

日常のエピソード

今回の題名は、Little Glee Monsterの「UP TO ME!」という曲のワンフレーズです。(私は見ませんが)「七つの大罪 黙示録の四騎士」というアニメの主題歌になっているそうです。

このフレーズを、ある飲み会で後輩の女性に話したことがあります。その時は、だめだった自分を振り返る時に、だめだった過去ではなく、なりたい未来の自分を見るようにしたと、見方を変えたというニュアンスで話したと思います。その時、女性は「視点を変えるんですね」という反応をしてくれて「そうそう」と言って、その場は終わったのですが、自分の中では何となく自分の説明に違和感が残っていました。その後、あの違和感は何だったのかなあ、と時々考えていました。

ある日、2つの理由があったのかなあと気がつきました。

1つ目は、「だめだった過去」は、もう終わってしまったことで変えることはできないけれど、「未来の自分」は、これからでも変えられる可能性があるんだよなあということ。

2つ目は、仕事をしている時というのは、自分の社会的地位や影響力を考えざるを得ず、周囲から自分がどんな風に見られているのかを意識せざるを得ない時期だし、年齢や地位などにふさわしい態度みたいなものを考える必要があったけれども、退職して地位や年齢とは関係なく自分がやりたいことをやってもいいんだ、周りからの目を意識する必要はないんだと、改めて自分が好きなことをやってやろうという気持ちにさせてくれたことが、このフレーズが心に残ったということなのかなあと思いました。 題名のフレーズの前は「何回だって負けたっていいよ、笑われていいよ。関係ないよ、だって追いかけているのは明日の自分だ」という歌詞なのですが、「負けてもいい、笑われてもいい」というのは、周囲との関係があることを前提としている内容なので、やっと退職して自由になった自分に対して、自分で枠(年齢や地位にふさわしい態度みたいなもの)をはめるようなことはしないで、自分の好きなように生きていけばいいと言い聞かせているこの頃です。 

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