このセリフは、現在NHKで放送中の朝ドラ「ばけばけ」の中でのセリフです。「ばけばけ」は、小泉八雲をモデルとし、小泉八雲とその妻を主人公にしたドラマです。主演は高石あかりさん(妻役:雨清水(うしみず)トキ)、トミーバストウさんという人が小泉八雲役(雨清水やくも)をやっています。トミーバストウさんは、イングランドの俳優(ミュージシャンでもあるそうですが)だそうです。島根県の松江から始まり、九州の熊本、そして今は東京が舞台になっています。
冒頭のセリフは、雨清水やくもが東京で働いている帝大の学長から、学校には必要ないと言われ、職を失ってしまい義父(ドラマ内では松野司之介(つかさのすけ))に自虐的に話したセリフです。
「オワリ ニンゲン」とは、「必要とされなくなった人間」という意味でしょう。義父への説明の中では、「クビ、もう必要ないと言われた。古いと言われた」というようなことも言っています。
この言葉は、退職して3年経つ私には胸に刺さる言葉でした。現状、月1回程度児童福祉の社会と触れ合ってはいますが、現場から遠ざかっているのは事実なので、「必要がなくなった」と言われることは、覚悟する必要があるのかも知れないなあと思うし、「古い」と言われることも仕方ないのかなあとも思います。一方で、今は現役として児童福祉に携わってきた役割とは異なる立場でかかわっている(頻度はものすごく少なくなりましたが)のも確かなので、その役割の中で、できることを探していくしかないのかなあと思ったりもします。
現役時代のように毎日現場で役割を担っていくことは、もう難しいと感じつつ「古い」とは言われたくないけれども、でも「古く」ならないためには何をすればよいのか、これまで培ってきた経験そのものは、必ず「古く」なっていくので、そのことを自覚しつつ、新しい何かに取り組んでいくことが大切なのかなあと思ったりもします。
きっと自分で「オワリ ニンゲン」と思ってしまったら、本当に社会から必要とされない存在になってしまうのかも知れません。
まあ、こんなことを書いているということは、まだ、社会に必要とされていたいという気持ちがあるからなのでしょうし、社会とかかわっていたいとも感じているのでしょう。
もっとも、社会への貢献もあるけれど、自分の時間を大切にしようと思っているのも事実なので、そのバランスをどのように保っていくのか、自分が望んでいる比重を自覚していくことが大切なのでしょう。
これからどんな風に社会とかかわっていくのかを考えさせられたセリフでした。
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