日常のエピソード

#30 子どもと対峙するということ

再三の朝ドラからの話題で申し訳ないのですが、今回は主人公の寅子(ともこ)が離婚調停で親権を決めなければならない状態の中で、調停員と同席して子どもの話を聴く場面です。少し背景を説明すると、日本人の夫(父)とフランス人の妻(母)が、父の不倫によ...
日常のエピソード

#29 こころのアンテナ

随分前に飲み会のなかで、ある人から「自分は、自分がした言動が周りの人にどんな風に受け止められているか心配で、ああすればよかった、こうすればよかったと考えすぎることがある。」と言われたことがあります。その時、私が最初に言ったことは。「周りの人...
日常のエピソード

#28 自分が自分であること

夕食時にはお酒を飲むことにしていて、どうしても早く眠くなってしまうので夜の時間のドラマを集中して見ることができません。また、年を取ると朝早く目が覚めてしまうし、退職すると、朝、急いで支度して仕事に出かける必要もないので、目は覚めるけれども、...
心理シリーズ

#27 ネグレクトが子どもに与える影響2

前回、ネグレクトが子どもにどのような影響を与えるのかについて書きましたが、今回はネグレクトのことを書いていて思い出した子どもについて書きます。まず、現在、その子と連絡が取れる状態ではないので、こういうネット上で書くことの同意が得られません。...
日常のエピソード

#26 「健全」と「不健全」

私が児童相談所職員で現役だった頃、生活保護を担当する部署から異動してきた職員がいて、その人から生活保護の仕事の中に、生活保護世帯にいる子どもに対する「健全育成プログラム」という支援があるということを聞いたことがあります。その話を聞いた時、「...
心理シリーズ

#25 ネグレクトが子どもに与える影響

今回は、ネグレクトが子どもにどのような影響を与えるのかを書きたいと思います。ネグレクトは、厚生労働省の定義では、ちょっと長いですが引用すると、『児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食または長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号...
日常のエピソード

#24 その人にとっての言葉の意味

先日、ある人とスマホの使い方について話題になりました。時間が空いた時にどの程度スマホを使っているか?という内容だったのですが、私が「最近、やっとスマホを使う必要がない時に使わないようにコントロールすることができるようになった。」と話したとこ...
心理シリーズ

#23 見立て共有のための土台作り2

前回は、見立て共有のための土台作りということで、14回から16回の児童養護施設に入所中で知的に課題があり家に帰ることが難しいと判断される子どもに対する支援について、職員側の連携について考えてみました。今回は、その続きということになります。前...
日常のエピソード

#22 何かを選択することは何かを捨てること

普段、私たちは何気なく何かを選択し何かを選択しないで生きています。例えば、今日のメニューは何にしようかと考え、カレーを選択すると、それ以外のメニューは捨てると言うか、その時は選択しないで時が過ぎていきます。選択すること自体は、特別なことでは...
心理シリーズ

#21 見立て共有のための土台作り

ここ3回は、児童養護施設に入所中で知的に課題があり家に帰ることが難しいと判断される子どもに対する支援について考えてきました。これまでは主に子どもの状態を中心にして考えてきたのですが、今回は、子どもを取り巻く職員の連携について考えてみたいと思...